煮るよ。

#煮るよ

2022-04-03 グレープフルーツ&夏みかん&レモンマーマレード

柑橘といえども新鮮なうちに使うべきで、きれいに洗って一個ずつ新聞紙にくるんでビニール袋に入れて冷蔵庫、定期的に点検しては拭いて新聞紙を変えて、みたいな理想的な保管が実現できるのであればともかく、現実にはなんやかんやでカビさせてしまったり、乾燥して萎びてしまったりする。

そうなる前に使い切るのが最善策。幸いマーマレードアワード出品も終わり、いくつか手持ち柑橘の組み合わせを試したりしてとりあえず気が済んだので、あとはもう柑橘の鮮度低下と在庫処理のどちらが早いかである。

つべこべ言わずにさっさとやれば良いのだが、じつはわたしもジャム以外の生活があるので…なかなか難しいことも多いのです。まあ、腰とか瞼が重いだけってのも大いにあるけど。この辺は柑橘に限らずだけど、ジャム煮の人と話をしてるとけっこうみんな同じようなこと言ってて面白い。

 

今回は、マーマレードアワードにも送って、なかなか出来の良かったレシピでもう一度。グレープフルーツ&夏みかん&レモン。グレープフルーツはこれで終わり。

そうだ、↓で書いたけど、複数柑橘だし、リキュール入れてみるか。グランマニエが少しある。どんな違いになるかも試してみたい。

niruyo.hatenablog.com

 

レシピは前回と基本的に変えない。

まずは果汁を搾ってワタを外して、

 

 

果皮は薄切りにして茹でていく。

 

 

薄切りでも2時間茹でないと柔らかくならないことはわかっているので、はじめから2時間に決めて茹でる。

のだけど、今回も夜中にスタートしてしまったので、2時間茹でるとなると完全に朝までコース。ということで、刻むだけ刻んだ時点で(刻むのに1時間半かかってしまったので)寝る。

とはいえ日中の作業も何かと中断が入ることが多く避けたいので、翌朝早めから鍋に向かう。まあ2時間茹でてるうちに「日中」になってしまうのだけど。

 

 

ラニュー糖は60%で煮詰めていき、今回はそのまま仕上げ。前回は後から追加して65%にしたけど、この違いはペクチン液(果皮の茹で汁)の煮詰め方の問題かなあ。つまり、今回の方がペクチン液の当初の煮詰め方が弱くペクチン液の分量としては多いから、同じ仕上がり(糖度、ペクチン濃度、果皮の割合)に対してグラニュー糖の「%」が少なくなったと…いやしかし、じつは仕上がりのペクチン濃度が同程度という根拠は特に無くて、砂糖の追加は果皮の割合の様子を見て判断してる感じなので、ほんまかいなという気もしなくはない。不本意ながら「勘所」みたいな話になってきてしまうのか。ペクチン液の量をきちんと計量しておけば、例えば果皮の重量との比で定量的に決められるだろうか。

まあ、とりあえずはきちんと仕上がったのでヨシ。

 

 

 

 

…あ!

グランマニエ!忘れてた!

忘れないようにとコンロの脇に置いておいたのに!

 

まあいいか…

つまり前回と同じレシピになったので、あれがマーマレードアワードでなんか賞でも取ったら、そういうことにしよう。